サーモグラフィカメラが感染予防につながる

その他

新型コロナウイルスによって、以前よりサーモグラフィカメラが注目されるようになりました。サーモグラフィカメラは人と接触することなく体温測定ができるため、導入する店舗も増えてきています。ここではそんなサーモグラフィカメラについて「仕組み」「特徴」「メリット・デメリット」を解説しています。

サーモグラフィカメラとは?仕組みや特徴を解説

近年新型コロナウイルスの対策として、サーモグラフィカメラが注目されています。サーモグラフィカメラについてはご存知の方も多いと思いますが、一体どんな仕組みになっているのでしょうか。

サーモグラフィカメラってどうなっているの?

サーモグラフィカメラの「サーモグラフィ」とは、赤外線を分析した画像のことを言います。物体から放出される赤外線を色分布することで、体温の変化や異常温度の部位を把握することができるため、肌に直接触れなくても体温状態を把握することができます。サーモグラフィカメラはその機能を搭載したカメラのことを言います。ちなみに、体温が高いところほど赤く色分布し、逆に体温が低いところは青くなる仕組みになっています。それを可視化できるので、今の時代は特に便利でしょう。

サーモグラフィカメラの特徴

一番の特徴は、やはり人と接触することなく体温が測定できるという点です。大型店ではサーモグラフィカメラを設置しているところが多く、カメラの前を通れば自動的に体温を測ってくれます。そのため店員がひとりひとりのおでこに体温計をかざす必要がなく、濃厚接触の心配もないでしょう。

ひとくちにサーモグラフィカメラといっても価格はさまざまですが、安くても5万円前後と決して安価とは言えません。相場は大体5万~20万円前後。初期投資コストは高くなりますが、新型コロナウイルスで至近距離での接触が禁止されている昨今、サーモグラフィカメラの重要性を考えると安いかもしれません。

サーモグラフィカメラのメリット・デメリット

肌に触れることなく体温を測定できるので、濃厚接触が禁止されている昨今では、サーモグラフィカメラはメリットしかないと考える方が多いでしょう。しかしメリットもあればデメリットもあります。ここではサーモグラフィカメラの良し悪しについて解説します。

サーモグラフィカメラのメリット

一番のメリットは、やはり人と接触することなく体温測定ができることでしょう。カメラに対象物を映し出すだけで瞬時に測定してくれるので簡単ですし、広範囲の人を検温できるので時間短縮にもつながります。大型店において一人ひとりおでこで検温するのは大変です。また距離も近いですから、濃厚接触率も高くなってしまいます。その点、サーモグラフィカメラなら人に触れることなく一度に複数人を検温でき、異常があった場合はサイレンで知らせてくれるので安心です。

他にも検温結果を映像で保存できる・スマホから確認できる、監視員がいなくても体温測定できるなどといったメリットがあります。人的コスト削減にも繋がるでしょう。

サーモグラフィカメラのデメリット

しかし一方でデメリットもあります。それは、先にも述べたように初期投資コストが高いことです。おでこで測る体温計は数千円~1万円程度で済みますが、サーモグラフィカメラになると安くても5万円くらいします。高いものは100万円~と言われていますから、小規模の店舗ではなかなか導入が難しくなります。

サーモグラフィカメラが活躍する場所

サーモグラフィカメラはコロナ禍において非常に便利なアイテムですが、すべての場所で活躍できると言ったらそうではありません。ここではサーモグラフィカメラが役立つ場所について解説します。

■大規模施設
病院や大型ショッピングモール、デパートなどが挙げられます。実際大きいお店ではサーモグラフィカメラを導入しているところが増えていますので、人の行き来が多い場所では活躍するでしょう。

サーモグラフィカメラは新型コロナウイルスの感染を予防する

陰性・陽性までは判断できませんが、それでも発熱者を瞬時に判断するため新型コロナウイルスの感染予防にはつながります。特に大型施設では人の行き来が多いため、一人ひとり検温するのは困難です。そういった場所ではサーモグラフィカメラを設置することでより感染を予防することができるでしょう。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ