職場や土地、交通状況など様々な状況を撮影して保存するために、セキュリティカメラが活用されています。
それでは一体、セキュリティカメラとはどのようなカメラのことを言うのでしょうか。
この記事では、セキュリティカメラの概要や防犯カメラとの違い、設置場所や求められる機能などを解説します。
セキュリティカメラとは
ここでは、セキュリティカメラの基本的な定義や防犯カメラとの違いを解説します。
セキュリティカメラとは
セキュリティカメラとは、監視や映像の記録を目的としたカメラのことです。
基本的には天候や事件、交通状況や事故、従業員や居住者などに関する詳細な映像を記録するために設置され、目立たない場所に設置されることが多いと言えます。
天候などの記録目的で設置されるセキュリティカメラには、温度計測のためにサーモグラフィーが付けられるなど、映像以外の情報を収集できる製品もあります。
セキュリティカメラに対しては「監視する」「見張る」などとネガティブなイメージを持たれることも多いのですが、実際には上記のように幅広い用途に使用されています。
セキュリティカメラと防犯カメラの違い
セキュリティカメラと似た言葉に「防犯カメラ」がありますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
結論から言うと、両者には明確な違いはありません。
しかし使用目的の違いによって区別され、それぞれに必要な機能や外見が異なっています。
防犯カメラとは犯罪の抑止を目的として設置されるカメラのことであり、監視や映像の記録を目的としたセキュリティカメラとは区別されます。
また、防犯カメラは犯罪の抑止力となるため、あえて威圧感のある見た目や目立つ設置場所が選択されることもあります。
セキュリティカメラに関するポイント
ここでは、セキュリティカメラの設置場所や機能などに関するポイントを解説します。
セキュリティカメラの設置場所は？
セキュリティカメラの設置場所は、人目に付かない場所・目立たない場所が多いと言えます。
セキュリティカメラの映像は事件や事故の重要な証拠となる可能性が高いのですが、犯罪の防止を目的とはしていないため目立たない場所に設置されることが多いのです。
そうした性質のためセキュリティカメラは外見も目立たず、小型カメラやミラー型カメラ、ピンホールカメラなど小型化される傾向が高いと言えるでしょう。
セキュリティカメラに求められる機能は？
セキュリティカメラに求められる機能としては、以下のようなものが挙げられます。
・防水機能、防塵機能
河川や天候の監視をするためには、高い防水・防塵機能が求められます。
・赤外線暗視機能
交通状況などの撮影目的で使用される場合には、夜間でも撮影できる機能が求められます。
・高画質
ある程度の高い画質を持っていなければ、事件・事故の証拠とすることは難しいでしょう。
・通知機能
何らかの異変を察知した場合にアラームを送る機能が付いていれば、効率的な監視が行えます。
・顔認証機能
要注意人物の特定や事件・事故の有力な証拠になるためには、顔認証機能が付いていると便利です。
セキュリティカメラにはネットワークカメラもおすすめ
以下の理由から、セキュリティカメラにはネットワークカメラの採用もおすすめです。
・クラウド保存ができるため、録画機が不要
・カメラの付近に録画機を置く必要がないため、セキュリティ性が高い
・複数のカメラを一元管理できる
・遠隔地からモニタリングができるため、様々な目的に活用できる
ネットワークカメラならばネットワークに接続することでパソコン・スマートフォンからモニタリング可能であり、様々な状況下で便利に活用できるでしょう。
監視を目的としたセキュリティカメラの導入をご検討ください
セキュリティカメラとは監視や映像の記録を目的としたカメラのことであり、防犯を目的とした防犯カメラとは利用目的によって区別されています。
ネットワークカメラであれば、遠隔地からのモニタリングができるなど様々なメリットがあるた、監視を目的としたセキュリティカメラの導入をご検討してみてはいかがでしょうか。