介護施設での暴行事件が増えている昨今、防犯カメラの導入を検討している施設が増えています。防犯カメラは施設内でのトラブルを防ぐだけでなく、人手不足によって入居者の管理が難しい施設にも非常に役立つと言われています。ここではそんな介護施設での防犯カメラの設置についてメリットや導入事例について解説しています。
介護福祉施設に防犯カメラがあるメリットと安心感
近年、防犯カメラを設置している介護福祉施設が増えています。その理由はさまざまですが、一番はやはり“安心感のあるサービス”のためです。また防犯カメラを設置することで多くのメリットも期待できるので、個人のプライバシーを守るためにも欠かせないものと言えるでしょう。
ここでは介護福祉施設に防犯カメラがあるメリットと安心感について解説します。
防犯カメラがあることのメリット
介護福祉施設のように利用者一人ひとりのプライバシーと密接に関わる場において、防犯カメラの必要性は非常に高まっています。というのも、設置することで多くのメリットがあるからです。
1.事件の発生を抑制できる
職員による暴行や不審者による事件の発生を抑制することができます。防犯カメラを設置することで一部始終録画・保存されますから、たとえば暴行に至った経緯なども知ることができるでしょう。
2.不審者を監視できる
防犯カメラがあれば不審者の侵入も確認できます。映像が証拠にもなるため、警察に相談し事件を未然に防ぐこともできるようになるでしょう。
3.非常率的な作業を削減
防犯カメラは事件や不審者の侵入を防ぐだけではありません。人手不足の施設なら入居者の見守りにもなりますしサービスを提供するうえで職員の教育を見直すことにも繋がるでしょう。
防犯カメラというと防犯のためのものと認識しがちですが、実際はさまざまな安全に繋がることがわかりました。気持ち良く働くためにも防犯カメラは非常に役立つと言えるでしょう。
介護福祉施設への防犯カメラ導入事例
ひと口に介護福祉施設と言ってもさまざまです。また設置場所によって防犯カメラの効果も異なりますから、ここでは実際の導入事例について解説します。
もっとも多い導入理由
介護施設で多いのが“入居者が外へ出てしまう”ことです。人手不足だと勝手に外へ出てしまったことに気づかないケースがあるため、防犯カメラを設置することでそれを防ぐことができます。もちろん暴力や盗難といった犯罪を軽減するためにも設置されていますから、「人手不足」「不審者の侵入」「暴行事件」「トラブル」などを理由に設置するケースが多いでしょう。
どんな場所に設置しているのか
各介護施設でどんなことが起きているかによって異なりますが、入居者の勝手な出入りを防ぎたい方は施設の入り口に設置すると安心です。また出入りするまでの行動を確認するためにも各居室や廊下への設置も効果的でしょう。あらゆる場所に設置するというよりも、監視したい効果的な場所を選んだほうが効率良く監視できます。
導入までの流れ
防犯カメラは、購入以外にもレンタルやリースなども可能です。なかでもレンタルは初期費用なしで導入できるためはじめての方でも利用しやすいでしょう。また小規模の施設もレンタルがおすすめです。業者に依頼したら、現地調査・見積もりの提出・契約・設備工事・メンテナンスという流れになります。現地調査は行ってくれるところとそうでないところがありますが、なるべくはきちんと調査してくれる業者が安心でしょう。
介護施設には防犯カメラを設置したほうが良い
近年介護施設での暴行事件が増えています。防犯カメラはそういった施設内でのトラブルを抑制することができるため、入居者の安全を守るためにも設置したほうが良いでしょう。ただ防犯カメラにもいろんな種類がありますから、比較しながら選ぶことをおすすめします。