セキュリティを強化するために役立つのが入退管理システムです。顔認証や指紋認証などもこのシステムのひとつですが、導入することでさまざまなメリットを得られるので価値は十分高いでしょう。ただひと口に入退管理システムといってもいろいろな種類があります。仕組み・役割・メリットを知って賢く選びましょう。
入退管理システムとは?仕組みや役割を解説
セキュリティを強固するためにさまざまなシステムが導入されています。そのひとつが「入退管理システム」と呼ばれる入退時を管理・記録するシステムです。情報漏洩防止に役立つと言われていますが、仕組みや役割はどういうものなのでしょうか?
入退管理システムとは
ひと口に入退管理システムといっても方法はさまざまです。顔認証や指紋認証といった生体認証を使ったシステムもありますし、ID入力やICカードなども入退管理システムになります。いわゆる部外者の入室を防ぐために用いられているのが入退管理システムです。
入退管理システムを導入することで機密情報の漏洩を防ぐことができますし生産現場での不審物の持ち込みなども防止できるでしょう。先ほども述べたように“部外者の入室を防ぐ”のが入退管理システムの大きな特徴になります。
どんな役割がある?
基本的に入退時に利用されるもので、「部外者の入室防止」「入退室のデータ管理」「特定の時間帯のみ制限」といったことが可能です。顔認証や指紋認証などを導入すれば本人特定も可能になるでしょう。
認証方法は、生体認証やID入力以外にもいろんな方法があります。
・暗証番号
暗証番号を入力して認証するタイプです。非常にシンプルですがコストがかからないのですぐにシステム導入したい方に適しています。ただし暗証番号を盗まれる危険性があるので安全面ではデメリットです。
・スマートロック
ユーザーがスマートフォンを使って入退室する方法です。スマートフォンが鍵になるので本人以外入退室できませんし、近年はマンションで設置しているところも増えています。暗証番号同様コストも低く手軽に導入できる入退管理システムと言えるでしょう。
入退管理システムを導入するメリット
仕組みや役割を見ただけでも入退管理システムの魅力がわかったと思いますが、ここではもう少し良さを掘り下げてみましょう。
メリット1:機密情報の漏洩防止
部外者の侵入を防ぐことができるので機密情報の漏洩防止に繋がります。ただあくまで部外者の侵入を防ぐだけなので社内の持ち出しを防止することは困難です。それでも入退室した人物の監視・管理ができるのはセキュリティ強固に役立つでしょう。
メリット2:入退室の監視と記録
先ほども述べたように入退室をした人物を監視し記録することができます。そのため不審者を見分けやすく、また従来の管理方法よりもスムーズに行えるので業務半減にも繋がります。
メリット3:さまざまな認証ツールがある
入退管理システムは1つだけではありません。暗証番号やスマートロックなどに低コストなものからICカードや顔認証などさまざまなツールがあります。よりセキュリティを強化したい場合は生体認証がおすすめです。
入退管理システム導入の際の比較ポイント
入退管理システムにもいろんな種類がありますから、他と比較しながら選ぶと良いでしょう。ここでは導入の際の比較ポイントについて簡単に解説します。
比較すべきポイント
どこに導入し、どれだけの規模なのかというのを考えながら自社に合った入退管理システムを選びましょう。それを踏まえたうえで比較したいポイントは「1拠点から複数拠点まで」「後付け可能」「セキュリティレベルの向上」などが挙げられます。
自社の状況や環境などを鑑みて“何を重視するか”で比較ポイントも変わってきます。
入退管理システムの導入は慎重に
ひと口に入退管理システムといってもさまざまですから、導入する際は入念に検討する必要があります。せっかく設置したのに自社に合っていないとなると意味がないため、比較ポイントなども考えながら選ぶと良いでしょう。