オフィス・店舗・学校・施設・駐車場などの防犯対策として、防犯カメラは高い効果を発揮します。
その存在感は大きく、カメラ機能が備わっていない安価な「ダミーカメラ」も販売されている程ですので、事業拡大や安全性を確保する為にも、もはや防犯カメラは欠かせないものになっています。
今回は、防犯カメラで録画できる時間・日数や、保存できる期間の目安についてご紹介していきます。
防犯カメラの導入を検討している方や、防犯カメラについてより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
防犯カメラの録画・保存時間の目安はどのくらい?
防犯カメラの録画時間は、機種やレコーダーに組み込まれているハードディスク(HD)の容量によって変わってきます。
このハードディスクの容量が大きいほど、長時間での録画ができるようになるので、もし長時間で録画したい場合はハードディスクの容量が大きいものを選ぶ必要があります。
条件によって若干の差異はありますが、一般的には、容量が2TB程のハードディスクであれば、1週間程の録画が可能になっています。
ただし、高画質である、防犯カメラの同時接続数が多いと、録画領域が圧迫されて、保存時間が短くなる傾向があるので、注意が必要です。
また、「夜間のみの撮影」「9時~18時までの、営業時間のみの撮影」といった感じで、時間を指定して録画・保存できるタイプも存在します。
録画・保存時間の調節を行いたい場合は、業者やメーカーに確認しておくのがおすすめです。
防犯カメラの保存期間はどのくらい必要なのか?
防犯カメラの保存期間は一概に「これが正しい」という答えはありません。
設置場所や、設置する目的に応じて、どのくらいの保存期間が必要なのかを、あらかじめ決めておくことが大切です。
例えば、アパートやマンションの住居者のトラブルや、人通りが少ない場所での万が一のイタズラ対策を目的として防犯カメラを設置するケースであれば、それほど長時間での映像を保存する必要性はそこまでありません。
しかし、店舗での万引き対策や、製品チェックの為に防犯カメラを設置する場合は、数年単位の保存が求められるケースもあるかもしれません。
こういった長期での保存が必要な場合は、ハードディスクを増設する、ハードディスクか別の記録メディア(DVDやSDカードなど)にデータをうつすなどしなければなりません。
一定の期間保存すると、過去のデータが上書きされていくタイプのものもあるので、もし長期での保存を検討している場合は、注意しておきましょう。
防犯カメラを設置する目的を明確化しておく
防犯カメラで録画できる時間や、保存できる期間についてご説明しましたが、いかがでしたか。
カメラの機能、画質、ハードディスクの容量によって、録画・保存できる期間は様々です。
防犯カメラを設置する際には、「何の為にカメラを設置するのか」といった、目的をしっかり決めておきましょう。
目的に応じて、最適なカメラの性能、台数、保存・録画容量は異なりますが、カメラの知識を有していない状態だと、適切なカメラを選択することは中々難しいかと思います。
そんな時は、防犯カメラの取り扱いに長けたプロの業者に相談するのがおすすめです。
費用だけではなく、確認したい箇所や広さに応じて、最適な台数や機種を提案してもらえることでしょう。